ベースクロック、bclk とかFSB ってのは今までの自分の理解だと、CPU やメモリとかチップセットとかPCI 関連やらとか諸々との通信の基準となるクロックってかテンポってか速さだと。
となるとベースクロックを上げると、CPU の動作周波数だけでなくメモリの動作や周辺も動作が速くなり、足回りが速くなるのだが頭打ちも早く起こり、あまりガッツリとはbclk を上げられない、という認識でいた。
今回、MSI Z170A Gaming M5 マザーボードとi7 6700K CPU でクロックアップを色々試してみた。逓倍のみを上げて取り敢えずは4.7GHz まで上げたが、ベースクロックも変えてみようとしたところ…
元々の100MHz でCPU は逓倍40倍の4GHz、メモリはあえて下げて2000MHz として、そこからベースクロックを105MHz、110MHz、115MHz と上げながら、CPU とメモリは適当に逓倍を下げながら問題無く動作した。アレ?通常はそろそろ問題が出て来るのに…と思いながらも、じゃぁbclk を150MHz、CPU を27倍の4.05GHz、メモリは2250MHz としても動作する???一気にbclk を200MHz、CPU を20倍の4GHz、メモリは2000MHz でも動作?????さらにはbclk を250MHz、CPU を16倍の4GHz、メモリは2000MHz でやっぱり動く…でも不安定。

ベースクロックってなんやねん?
それぞれ、Intel Extreme Tuning Utility でベンチを走らせてみても、いずれも同じような数字しか出ない。じゃあ下げられるだけ下げてみようとしたら、どうやら下限は70MHz らしくそれ以下には出来ない模様。キリが良くなるように、bclk を70.18MHz、CPU を57倍の4GHz、メモリは1965MHz としても、やっぱりIntel Extreme Tuning Utility でのベンチの数字はほとんど変わらない?????
ググってみると、Skylake はベースクロックがCPU とメモリにしか影響しない仕様に変更されたらしい。PCIe とかには一切影響しない模様。かといって、100MHz×40倍の4GHz も200MHz×20倍の4GHz もベンチ上ですらロクに区別が付かない。
それどころか、bclk 150MHz の28倍だと、ソフトウェアによってはCPU 動作周波数が本来4.2GHz なのに逓倍だけ読み取るのか2.8GHz と表示される始末。コレはイロイロ面倒そうなので、結局は初期通りベースクロックは100MHz とするのが無難であるし、あえて変更するメリットも無さそう。
誰かメリット教えてくんなまし。
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